台風・ハバード・BS最終日

 7月29日日曜日、雨。台風の接近に伴い降ったりやんだりしていた。

 ハバード模型の固有エネルギーをランチョス法で求めるプログラムをPythonで書く。課題に強いられてのことで血を吐きながらの作業だったが、フェルミオンのフォック空間を扱うためのアルゴリズムを生で書くのは良い経験だった。遊び道具が増える。

 研究棟の洗濯機と乾燥機を初めて使う。家には乾燥機がないが、十分賢明な人類なら乾燥機は備えるべきだと常々思う。

 『スタータイド・ライジング』を読み始める。以前一度読みかけたことがある。重金属を含んだ生物たちの住む海の描写がかなり好き。というか「重金属」の文字が性癖らしい。
 七人のイヴ。放射線障害で人が死ぬことに必然性が与えられているのは良いところだなと思い出す。彗星輸送に原子力を使ったのは他に有効な熱源がなかったからで、安全の優先度がとにかく低く、不慮の(しかし明らかに予想の範囲内だった)事故でどんどん「英雄」たちが死んでいく。個人より全体を優先することを強いる悲劇的環境。ショーン・プロブストの印象が強く焼き付く。

 悪態をつきながらエラーと戦い日が暮れる。トレーニングのためにそこそこ走っていたBlooming Starイベントはまだ5000位にぎりぎり入っていたが、今回は1万位入賞で妥協することにした(と思っていたら4700位に踏みとどまっていたことが翌日分かる)。

 雨が止んだ夜闇にセミの鳴き声が響いていた。前日前々日はこういうことはなかったので、日中に鳴けなかった分鳴いているということか。分からない。そもそもセミが夜に鳴かないものだと考える理由もあまりなかった。